【中東情勢】空調メンテナンス業界にも影響あり!?

皆さんこんにちは。

板橋区を拠点に空調機のメンテナンスやクリーニング、配管やダクトの工事など空調全般の工事を手掛けている日本空調メンテナンス株式会社です。


現在日本経済の各方面で影響が出ているアメリカとイランの戦争ですが、

実は空調業界にもすでに大きな影響が出始めています。

今回の記事では、どのような影響はどうして起きているのか、今後の見通しについて弊社の見解を述べていきます。


■目次

・ なぜ影響があるの?

・ すでに在庫切れ・入荷目途がたっていない製品・機器

・ 価格の値上げが確定した製品・機器

・ まとめ



■なぜ影響があるの?

原油はプラスチックやゴム、樹脂などの原料に使用されています。

そのため、原油価格が高騰・不足すると原油を使用した空調設備の部品や機器、作業用品の価格高騰や在庫不足にも繋がるのです。

具体的には、空調設備でいうとVベルトのベルトはゴム製の生地で原油が使われています。

また、メンテナンスの際に作業で使用する養生ポリシートやビニール袋などのプラスチック製品も原油が原料です。



■価格の値上げが確定した部品・機器

米・イラン情勢を鑑みてすでに一部メーカーの部品もいくつか値上げが確定しました。

・ モーター

・ ベアリング

・ Vベルト

モーターは主に日立と東芝が代表的なメーカーとしてあげられます。

そして7月1日付けで日立のモーターは20%、東芝のモーターは15%もの値上げを発表しました。

現在は一部のメーカーに限りますが、今後は他のメーカーも便乗して値上げを行う可能性があります。



■すでに在庫切れ・入荷目途がたっていない部品・機器

さらに、一部のVベルトに関してはすでに在庫がなく、入荷の目途もたっていない状況です。

メーカーで在庫がある種類に関しては出荷してもらえますが、在庫がないものに関しては米・イラン情勢を鑑みて現在は注文受付及び生産を停止(4月28日現在一部限定的に生産中)しています。

なお、部品等の生産を再開する時期も未定の状況です。

そのため、欠品している型のVベルトに関しては現在いつ交換等のメンテナンス作業ができるか見通しも立っていない状況です。


Vベルトはひとつの型で100本単位のベルトを使用することもあります。

メーカーで足りない分は在庫不足として、どこも作業依頼を承ることができません。

弊社でも直近約200本のVベルトの在庫を発注しましたが、他社でも今後予定している作業に備えて在庫確保に走ると思われます。

そうなると今後はさらに欠品の部品や機器が増える可能性があり、欠品が原因でご希望の時期での対応が難しい案件も出てくるでしょう。



■まとめ

イラン・米戦争は現在停戦延長をしたものの、部品の値上げや在庫切れ等による影響はしばらく続くと見込んでおります。

完全に解決の糸口が見つからないかぎり、在庫状況などの改善の見通しはつかないでしょう。

また、20年以上空調業界に携わっていますが、空調設備・部品は値上げされてもその後値下げされたことは一度もありません

「戦況が落ち着いたら…」と考え、部品交換や修理を控えている方もいるかもしれませんが、

たとえ今後終戦して原油の輸入問題等が解決したとしても、価格が下がる可能性は低いと考えたほうがよいでしょう。

必要な部品・機器が在庫切れで長期間メンテナンスができなくなってしまう可能性がある以上、直近で不具合が出ている部位や経年劣化が激しい部品等があれば、早めのご対応をおすすめします。



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