室内の空気を換気する目的で設置された外壁換気口（ガラリ）は、汚れが付着しやすいため定期的な掃除が必要です。新鮮な空気を室内に取り込むために、この記事でガラリの掃除方法をご紹介します。
■ガラリとは？
ガラリとは、室内の換気を目的として、外壁やドア・窓などに設置された通気口をさします。近年の建造物は断熱性や機密性が向上し、自然な空気の入れ替えができなくなってしまいましたが、ガラリの設置によって緩やかに空気の入れ替えが可能です。
幅が狭い羽根板を、平行かつ斜めに何枚か取り付けることで、空気を入れ替えながらも視線や外光などを遮っています。丸型や角形など形状の違いや、ドアの一部もしくは全体にガラリを施しているものなど、幅広い種類があります。
■ガラリのメンテナンスについて
ガラリは、常に外気に触れているため、開口部はホコリやごみが付着しやすくなります。アルミやステンレスなどで作られたガラリを掃除せずにそのまま放置すると、サビを引き起こします。
サビの原因を取り除き、室内をきれいに換気するため、1か月に1～2回を目安として掃除しましょう。
■ガラリの掃除方法
ガラリに付着した黒い汚れは酸性であり、油が混ざっています。酸性の汚れを落とすにはアルカリ性の洗剤が効果的ですが、使用時にはゴム手袋を使用して肌への刺激を防ぎましょう。
掃除の流れは、まず汚れた部分に直接洗剤を吹きかけます。もしくは、お湯に溜めたバケツに洗剤を溶かして洗剤液を作りましょう。次に、ブラシやスポンジなどを使ってガラリや外壁などをこすり洗いしながら、汚れを落とします。洗っているうちに洗剤液が垂れてくるため、適宜タオルで拭きながら洗うとスムーズです。
ガラリがきれいになったら、タオルを水に濡らし洗剤を拭き取ります。最後に乾いたタオルで全体の水気を拭き取ったら、掃除は完了です。
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