夏や冬でも快適に過ごせるよう温度を調整してくれるエアコンは、あらゆる建物に必須の電化製品です。エアコンがなかった時代は、さぞかし大変だったことでしょう。では、エアコンは一体いつ頃誕生したのでしょうか?
世界初の電気式エアコンが登場したのは1902年のことで、発明したのはアメリカの技術者ウィリス・キャリアです。ただ、この時のエアコンは水の加熱や冷却を利用した「噴霧式」で、現在の一般的なエアコンとは仕組みが違っていました。
やがて1928年になると、アメリカの技術者・化学者であるトマス・ミジリーが、世界初のフロン類であるフレオンを開発します。そして1930年、フロンガスを冷媒として使用した、現在とほぼ同じ仕組みのエアコンがアメリカで開発されたのです。もっとも、このフロンガスはオゾン層を破壊してしまうことが後にわかり、現在は厳しく規制されています。
日本でエアコンが普及し始めたのは、1950年代に入ってからです。当時はまだ冷房機能しかありませんでしたが、1970年代には暖房機能も備えたエアコンが開発され、1年中使用可能に。それから約半世紀を経て、現在までにどんどん小型化・高機能化が進み、環境にも優しくなるなど目覚ましい進化を遂げています。
現在、当たり前のようにエアコンを使えるのも、先人の苦労があったからこそです。日本空調メンテナンスでも、快適な空気環境作りに貢献できるよう、毎日がんばって空調メンテナンスや設置工事を行っています!