皆さんこんにちは。
板橋区を拠点に空調機のメンテナンスやクリーニング、配管やダクトの工事など空調全般の工事を手掛けている日本空調メンテナンス株式会社です。
空調設備関連の資格のひとつに「第一種・第二種冷媒フロン類取扱技術者資格」があります。
フルオロカーボン(通称冷媒フロン)は、水素と炭素の化合物で、空調機や冷蔵・冷凍庫などの冷媒配管の中で、熱を運ぶために使用される冷媒の一種です。
この資格は冷媒フロン類を取り扱う知識や技術を十分にもった技術者であることの証です。
資格を持っていることで、会社は法律で義務づけられているフロンの定期点検を請け負うことができ、資格保有者はキャリアアップや就職に有利に働きます。
今回の記事では、この冷媒フロン類取扱技術者資格について詳しく解説していきます。
■冷媒フロンの性質と関連法
冷媒フロンは他の冷媒と比較しても腐食しにくく安定しており、高効率で熱を運ぶことができる利点があるため、エアコンや冷蔵庫などの冷凍・冷房機器に多く使用されています。
一方で、冷媒フロンは環境に悪影響を及ぼす可能性がある面も持ち合わせています。
冷媒フロンの安定した性質ゆえに、大気中に漏出してしまうとオゾン層にまで届き、オゾン層を破壊してしまう危険があるのです。
そのため、2015年4月に施工された「フロン排出抑制法」では、冷媒フロンの適切な管理と記録、報告を定期的に行うことを義務付けました。
また、2020年4月には業務用エアコンのフロンは3か月毎の簡易点検、及び1年ないし3年毎の有資格者による定期点検が義務づけられています。
■冷媒フロン類取扱技術者資格の概要

冷媒フロン類取扱技術者資格は、「冷媒フロンの漏洩は地球温暖化に関わる問題として看過できない」と考えた冷凍空調業界の民間団体*が2013年に設立した資格です。
* 一般社団法人の日本冷凍空調設備工業連合会(日設連)、一般財団法人日本冷媒環境保全機構(JRECO)、一般社団法人日本冷凍空調工業会
冷媒フロン類取扱技術者資格保有者は、冷凍・冷房機器の管理者としてフロン類の取り扱い(補充や回収、処理)を適切実施し、地球環境を守る役割を担います。
なお、冷媒フロン類取扱い技術者資格には第一種と第二種の二種類あります。
<第一種冷媒フロン類取扱技術者資格>
一般社団法人の日本冷凍空調設備工業連合会(日設連)が認定している民間資格です。
家庭用エアコンから業務用冷凍機まですべての冷凍・冷房機器を取り扱うことが可能です。
<第二種冷媒フロン類取扱技術者資格>
一般財団法人日本冷媒環境保全機構(JRECO)が認定している民間資格です。
家庭用エアコンや小型の冷蔵庫などの小規模な冷凍・冷房機器のみ取り扱うことが可能です。
具体的には、空調機器だと圧縮機電動機または動力源エンジンの定格出力が25kW以下、および冷凍冷蔵機器は15kW以下と定められています。
■冷媒フロン類取扱技術者資格の取得方法

<受講条件>
●第一種冷媒フロン類取扱技術者資
冷媒フロンを取り扱う業務において実務経験3年以上有していること。
この実務経験とは、空調設備・冷媒設備の保守・点検、冷媒フロン類の充填・回収業務、フロン類関連機器の取付け・撤去、フロン類の管理・記録業務を指します。
あるいは指定の国家資格*を一つ以上有していれば、第二種の資格がなくても受講することが可能です。
(* 高圧ガス製造保安責任者、冷凍空調技士、冷凍空調施設工事保安管理者 等)
●第二種冷媒フロン類取扱技術者資
第一種と同様に、冷媒フロンを取り扱う業務において実務経験3年以上有していること。
ただし、実務経験が1年以上3年に満たない場合、次の資格の一つを保有していれば受講可能です。
冷媒回収推進・技術センター(RRC)が認定した冷媒回収技術者、フロン回収協議会等が実施する技術講習会合格者、高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械)、冷凍空気調和機器施工技能士、冷凍空調技士、冷凍空調施設工事保安管理者、技術士(機械部門・衛生工学部門)、自動車電機装置整備士
<試験内容>
第一種、第二種ともに約6~7時間の四者択一式試験を受講します。
冷媒フロン類の地球環境問題、冷凍空調機器に関わる法規制やガイドラインから始まり、冷媒フロン類の取り扱い(運転、点検、修理、回収・充填など)に関する内容が含まれています。
<更新>
第一種、第二種ともに5年毎の資格の更新が必要です。
更新時期が近くなると、資格更新のための講義予約の通知が届きます。
期限内に講義を受講することで資格の更新が可能です。
■冷媒フロン類取扱技術者資格を持つことのメリット
資格を取得することは複数の観点でメリットがあります。

<個人におけるメリット>
資格を持っていることで、昇進や就職・転職に有利に働きます。
特に若手の人材における資格の取得率は低いのではないかと見受けられます。
先日弊社でも第一種の資格更新の座学を受講しましたが、受講者のほとんどが50代以上の年齢層の方たちでした。
業界自体の高齢化が進んでおりますが、それに伴い若手の資格保有者もほとんどいない状況なのでしょう。
今後、さらに資格を持つ人材が不足する可能性も懸念されます。
そんな中で若手の人材(20代~40代)のうちに資格を取っておくことはキャリアにおいて非常に大きなアドバンテージになりえます。
<会社におけるメリット>
法律で冷媒フロン類は1年/3年毎の定期点検が義務付けられています。
資格を保有していることで、冷媒フロン類の業務を有利に受注できるようになり、業務の幅が広がるという利点があります。
また、業界的に突発的な案件が多くの割合を占めています。
弊社でもブログを通して定期メンテナンスの重要性・必要性は度々啓発していますが、それでも費用がかかるといこともあり定期メンテナンスをきちんと実施しているお客様は多くありません。
メンテナンス不足や経年劣化による不具合や故障を起因とした清掃、修理、部品交換に関するお問合せが多く、来年、再来年を見越した経営計画は難しくなります。
そんな中、少しでも定期的な案件を契約できることは、会社としても先の安定した利益を一定見込める案件は大きなメリットになります。
<日本空調メンテナンス社員におけるメリット>
弊社では、冷媒フロン類取扱技術者資格を取得すると毎月の給料にプラスで資格手当を支給しています。
他にも、空調設備に関連する資格(第二種電気工事士、第三種冷凍機械責任者、1級・2級管工事施工管理技士など)も資格手当の支給対象です。
■まとめ
日本空調メンテナンスには冷媒フロン類取扱技術者資格の資格保有者が在籍しており、冷媒フロンの定期点検の実績も数多く有しています。
冷媒フロン類の取扱いに関するご質問や、定期点検に関するご相談などございましたら、お気軽に弊社HPないしお電話よりお問合せください。

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