みなさんは、ご自宅のエアコンのフィルタを掃除したことはありますか? フィルタは空気中の汚染物質・有害物質をキャッチして取り除く、空調機器にとって重要な部品です。特に業務用エアコンの場合は、使用する場所に応じて適切なフィルタを使わなければなりません。そこで今回は、主なフィルタの種類や特徴を紹介します。
・中性能フィルタ
ビル管理法に基づき、室内の空気の清浄化やエアコンの保護を行うためのフィルタです。オフィスビルや工場など、多くの建物で使われています。補集効率が高い割に圧力損失が低く、使いやすいのがメリットです。基本的には使い捨てですが、洗浄可能なものもあります。
※圧力損失:空気がフィルタを通過する際のエネルギーの損失のこと。これが大きいと空気が流れにくくなる。汚れがたまるなどして圧力損失が一定値を超えた場合に、フィルタを交換するのが基本。
・粗じん用フィルタ
中性能フィルタに比べ、より粒径の大きい粗いゴミを除去するためのフィルタです。メインのフィルタが性能を最大限に発揮できるよう、前処理として粗いゴミを捕集するためのフィルタ(プレフィルタ)としてもよく使われます。
・HEPA・ULPAフィルタ
より細い物質を捕集するためのフィルタです。ULPAフィルタなら、0.12ミクロン単位の超微粒粉じんでも99.999%捕集できます。精密機器や医薬品の製造工場、手術室など、極めて清浄な環境を要求される場所(クリーンルーム)に使用されます。
日本空調メンテナンスでも、これらさまざまなフィルタをすべて取り扱っており、適切なメンテナンスを行っております。
フィルタ清掃についてはこちらからご確認いただけますので、空調メンテナンスのお仕事に興味のある方はぜひご覧ください。
⇒https://www.n-k-m.co.jp/filter/