6月に入り、すっきりしない空模様が続く梅雨がやってきました。この時期は季節の変わり目であることに加え、気温や気圧が不安定なため自律神経が乱れやすく、体調を崩しがちになります。また、ジメジメした湿気も鬱陶しいものですが、実はこちらも体調に影響を与えることをご存知でしょうか。
湿度の高さが体調不良を引き起こす理由は、たとえ暑くても汗が出にくくなるからです。こうなると、体温を下げられず熱中症になりやすいのに加え、余分な水分を汗として排出できず体内に溜め込んでしまいます。その結果、むくみや体のだるさ、食欲不振に下痢、頭痛といった症状を引き起こすのです。もちろん、ジメジメした環境で過ごすことによるストレスも無視できません。
対策としては、カリウムを多く含む食品を積極的に食べましょう。カリウムには、体内のナトリウム(塩分)の尿中への排泄を促進する作用があり、余分な水分もあわせて排出してくれます。おすすめの食品は、きゅうりや大根、バナナ、アボカドなどです。加えて、忙しい時でもシャワーで済ませず湯船に入ると、発汗が促されて余分な水分が出ていきます。
そして、湿度そのものを下げることも重要です。最も基本的な対処法は換気ですが、天気が悪い日や特に湿度が高い日は、エアコンの除湿機能を活用しましょう。適切な湿度を確実に作れるので、梅雨でも快適かつ健康的な空間で過ごせます。毎日しっかりと健康管理をするためにも、ぜひ試してみてください。