高齢化社会とヒートショックのリスク

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皆さん、こんにちは。

板橋区を拠点に空調機のメンテナンスやクリーニング、配管やダクトの工事など空調全般の工事を手掛けている日本空調メンテナンス株式会社です。


皆さん、実は日本が世界で最も高齢者人口率が高い高齢化社会であることはご存じでしたでしょうか。

総務省の調べでは2023年9月時点で、日本の総人口が12,442万人に対して65歳以上の高齢者人口は2623万人です。

総人口に占める高齢者の割合は29.1%と、世界2位のイタリア(24.5%)を優に上回ります。

主要国を含み、高齢者人口の割合は年々上昇傾向にあり、2035年には日本では3人に1人が高齢者になると推測されています。


高齢化社会の進行に踏まえ、 皆さんに知っておいてほしい「ヒートショック」とよばれる現象について今回は解説していきます。



【ヒートショックの原因と起きやすい場所】


ヒートショックとは、急激な温度変化により血圧が急変し、ゾクゾクしたり、時には不整脈や脳卒中、心筋梗塞を引き起こす現象のことです。

高齢者に限る現象ではありませんが、特に高齢になるにつれて血管が細くなり高血圧になりやすいため、リスクが高まります。

また、動脈硬化が進みやすい持病がある人もリスクが高いとされています。


ヒートショックは温度差が出やすい夏や冬の時期に起きやすく、室内の温度管理が重要になります。

屋内でも各部屋で10度以上の温度差があると、ヒートショックの危険性が高まります

特にヒートショックが起きやすい場所としてあげられるのが、以下の場所です。


・ お風呂場

お風呂場は熱がこもりやすく、特に冬の時期は他の部屋よりも温度が高くなりやすいため、洗面所との温度差に注意が必要です。

冷えた身体でいきなり熱いお湯に浸かるのも避けましょう。

ヒートショックが原因と推測される高齢者の溺死事故も年々後を絶ちません。


・ トイレや廊下

夏・冬の時期にリビングや寝室などの各部屋はエアコンで温度管理をされているかと思いますが、トイレや廊下など、行き届かない場所との温度差にも注意が必要です。

例えば寒い冬の夜、目を覚まして暖房の効いた部屋から廊下に出た時やトイレに行った時、身震いを感じた経験などはありませんでしょうか。



【ヒートショックのリスクへの対策】

上段で説明したとおり、ヒートショックは私たちの日常生活の中で身近に潜むリスクではあるものの、室内環境へ細心の気配りを行うことで、リスクを回避することは可能です。

以下3点、ヒートショックへの対策法として紹介します。


① 各部屋の温度差を5度以内に収めましょう

各部屋の温度差はもちろん、同一の部屋においても床暖房を取り入れるなどして上下の温度差の均一化を図るとよいでしょう。

② 適度な換気と日射の調整をしましょう

高齢になるほど、外出が億劫になり、室内にいる時間が長くなる傾向があります。

適度の日光やそとの空気を取り入れ、快適な室内環境の維持に努めましょう。

③ こまめな水分補給をとりましょう

特に夏場、身体が暑さを感じている時水分は体温調整を行う際に欠かせない要素になります。

成人の場合、1日に体重1kgあたり約35mlの水分が必要とされており、

汗をかいた場合はさらに多い量の水分が必要です。意識的に水分をとるよう心がけましょう。



【まとめ】

夏の時期には「熱中症」の話題で大きく取り上げられ、室内の温度管理についても毎年ニュースなどで注意喚起されますが、冬の時期も同様に注意が必要です。

これからますます気温が下がり、暖房を取り入れる家庭も増えるでしょう。

今回紹介したヒートショックのリスクも、少しでも意識して各部屋の温度を調整してもらえればと思います。



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